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化粧品の始まりと肌トラブル

日々使用する化粧品。

良いと思って使っている化粧品の中には、肌に合わない成分や肌に悪影響を及ぼすものもあります。

自分の肌を守るためにも、毎日使う化粧品について理解し、肌に負担をかけずキレイな肌が保てる化粧品を選びましょう。

目次

化粧の始まり

古代エジプトの女王・クレオパトラといえば、中国の楊貴妃、日本の小野小町と並んで世界三大美女と称される絶世の美女の代名詞。
そんなクレオパトラもアイシャドウを使っていました。
壁画やミイラの棺に描かれた、独特の化粧をしたエジプトの当時の人たちの絵はよく知られています。

化粧の起源はとても古く、東西共に石器時代にさかのぼるといわれています。
この頃は、水に映る自分の顔を見て初めて美醜を意識した時代でもあります。水鏡を見て髪を整えたり、顔を洗ったりすることから始まったのが化粧でした。

また、この時代は美しくなるためだけではなく、宗教的な行事のためにも化粧をしました。
例えば、豊作を神に祈る、狩での無事を願う、収穫に感謝する等、化粧によって神に祈り、あるいは強者としての力を誇示するために行われていたようです。

西洋の最も古い化粧の記録はエジプトにあり、今から約四千年も前の話です。
石板で孔雀石(天然ケイ酸銅)をすって粉にして目の周りに大きな輪を描いていました。
これは大流行して、後々までエジプトの特徴的な化粧法となっています。

ところがこれは本来、装うためのものではなく、当時流行っていた眼病を予防する目的で発案されたものでした。
それが女性の目にとまり、いつの間にか化粧法の一つとして現在に至るようになったのです。
クレオパトラも常にこの孔雀石のアイシャドウを愛用していました。
いつの時代も女性は美しくありたいと願っているのですね。

日本の化粧品の歴史

中国から伝わった「水銀白粉」が日本の化粧品の始まりです。

水銀白粉は、奈良時代、軽紛あるいは「はらや」と呼ばれ、広く使われるようになりました。
これに対して鉛白粉は鉛白、あるいは「はふに」と呼ばれていました。
これらは、ごく一部の上流階級か貴族の間で使われ、一般にはあまり知られていませんでした。

純粋な鉛白粉は、伸びやつきが良く大変評判も良かったのですが、化粧が大衆化されるにつれて使用量も多くなり、混ぜ物をした安い製品が出回るようになりました。
そして、日本髪のように髪をあげるようになると、次第に衣紋(和服の襟を胸で合わせる部分)を塗るようになり、首から背中、胸にまで白粉を塗ったので需要は増加する一方でした。
しかし、江戸時代では、まだ決まった階層にしか普及せず、遊女や奥女中、商家の女将さんなどが主な消費者でした。

この頃になると白粉と口紅の他に「江戸水」という化粧水が売り出されとても評判になったようです。
そして明治初期「小町水」が売り出されました。
それまで一般家庭ではヘチマの液を採って薄めて顔に塗ったりしていました。
これを商品化して販売したのです。
これが本格的な化粧品の大衆化の始まりです。


化粧品による肌トラブル

鉛を首から背中、胸まで塗るようになってから乳幼児の鉛中毒が社会問題になりました。
母親がこのような化粧をしたことで、授乳の際、赤ちゃんが白粉を一緒に飲み込んでしまったからです。
また、常に体の半分近くに白粉を塗っている歌舞伎役者などにも発症が多く見られました。
明治二十年、ある役者が舞台で倒れたことで一気にクローズアップされるようになりました。
その後無鉛白粉が作られ、明治三十年、内務省がやっと有毒性の化粧品の取り締まりを開始したのです。
この頃から化粧品業界は急速に発展し始めました。
しかし、大正時代になっても鉛白粉がなくなることはなく、毒性には目をつぶりながら少しづつではあるのですが販売され続けていたのです。
当然、中毒症も出ていたはずですが表面化することはありませんでした。

明治の中期までは、化粧品の原料は主に天然のものが使われていました。
赤い土や黒い土を加工して乾燥させたり、練って使ったり、草や花の汁を絞ったり・・・。
髪は菜種や椿などの植物油を塗って櫛ですいていました。

明治四十一年、初めて合成化学物質のクリームが登場します。
それ以来急速に天然のものが減ってきました。
そして、今ではほとんどの化粧品が合成化学物質で作られています。

特に第二次世界大戦以降「界面活性剤」の発達でどのような油も水で溶かし、きれいに乳化させることができるようになると、化粧品の種類は大量に増えた半面、肌トラブルも急速に増えてきました。
化学物質の数は現在では約5000万種類を突破し、人体に取り込まれてしまう化学物質も数千種類あり、年間約4㎏も体内に取り込んでいるといわれています。

化粧の歴史をみてみると、美しくありたいと願う女心から使用した化粧品が、逆に悲しい現実を生んだようです。

自分の肌を守るために

今の時代も化粧品による肌トラブルは後を絶ちません。
実際suhadabi110にも化粧品による肌トラブルで悩む方が沢山来られます。

しかし化粧品によって荒れてしまった肌も、専門スタッフが一人ひとりの肌状態に合った施術・スキンケア方法などをお伝えしそれを続けて頂くことで、多くの方が肌トラブルを改善し綺麗な素肌を取り戻しておられます。


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お肌の弱い方でも安心してご使用頂けます♪



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